yosak's diary

忘備録と備忘録

12月日記(28〜31日)

12/28
えんとつ町のプペル』は、予告だけだと、少し興味が湧くのだが、西野亮廣というノイズがえぐすぐて観る気になれない。

12/29
仕事納め。テレワークだと納めた感じがしない。

上北沢の「らぁめん小池」にて、ラーメン納め(予定)
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「きつね」に振られ、「はな田」に振られのミシュラン店。そういえば基本の煮干しラーメンは食べたことなかったので。

12/30
渋谷のホワイトシネクイントにて、『アンダードッグ』前後編を観る。
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再起を目指す『キッズ・リターン』のモロ師岡のような主人公、森山未來
もう一度輝くことを夢見て、囚われる男。ライムスター曰く「夢、別名呪い」というやつ。それと同時に「男達のワンスアゲイン映画」でもある。
「言うは易し、行うは難し」のような主人公の行動がとてももどかしい。その甘い夢をみる男に厳しい言葉を浴びせるのは女性たち(別居中の妻、デリヘル嬢の女)
森山未來演じるうらぶれたかませ犬ボクサーが素晴らしい。とくに陰のある表情がとても良い。くわえタバコでサンドバッグを打つ姿。デリヘル嬢の仕事を盗み聞く姿。
番組の企画でプロボクサーに挑戦する崖っぷちお笑い芸人役の勝地涼もとても良い。『あまちゃん』での前髪クネ男のキャラクターの延長戦。
最初は反発するも勝地涼の本気度に触れ、トレーナー役を買って出る男にモデルであろうロバート山本を配役しているのが面白い。見る人によっては強引ともとられる設定に対して、ある意味、これ以上の説得力はない。
森山未來vs勝地涼エキシビションマッチ、道化の仮面に隠された苦悩をさらけ出し闘う芸人ボクサーの本気に感動すると共に、テレビ局の思惑や不運、そして何より自らの不摂生により醜態を晒すかませ犬ボクサーの悲痛な姿が観ていても苦しく悲しい。屈指の名場面。
お笑い芸人設定なので、周囲の芸人役でバッファロー吾郎A友近が出演。最近A先生と友近が一緒に出てると「ああ、友近のバーターやろか‥」と思ってしまう。

後半は、将来を有望視されながら、過去の罪による因果に苛まれる若手ボクサー北村匠海と、森山未來との戦いがメイン。夢半ばのボクサーのトレーニングシーンの舞台として、公団住宅ぽい昔ながらの団地と線路沿いの長屋というのは日本的でとても画になる。
終盤になるにつれ、主人公達だけでなく、デリヘル店長やボクシングジムオーナー等、周囲を取り巻く人々の生き様も交差していく展開で、とても見応えがある。

鑑賞後、美容院で髪を切りスッキリと年越し準備。
晩御飯は新宿の立吉で妻とプチ忘年会。
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柚子胡椒が入った自家製マヨネーズが美味しかった。

12/31
新宿シネマカリテにて『ニューヨーク、親切なロシア料理店』を鑑賞。
とても辛いけどとても優しい話で、クリスマスから年の瀬の時期に観るにはベストな映画だった。
邦題はミスリードとまでは言わないが、原題の「The Kindness of Strangers」の方がしっくり来る。他者に優しさを。


今年映画館で観た映画は、新旧合わせて180本ぐらい。

2020新作映画ベスト20(順不同)
ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋
パラサイト 半地下の家族
ジョジョ・ラビット
スウィング・キッズ
囚われた国家
喜劇王
一度も撃ってません
のぼる小寺さん
透明人間
海辺の映画館 キネマの玉手箱
アルプススタンドのはしの方
2分の1の魔法
ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー
mid90s
トロールズ ミュージック★アワー(字幕版)
スパイの妻 劇場版
ザ・ハント
ザ・プロム
私をくいとめて
アンダードッグ


年越しそばの準備をして、後はゆっくりと。