yosak's diary

忘備録と備忘録

12月日記(19〜20日)

12/19
TOHOシネマズ新宿にて『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』鑑賞。
過去2作を観たのはかなり前なので、「あー、こんな設定だったなあ」とか思い出しながら楽しく観れた。ビルとテッドの関係性がそのままで大人になってるのがいい感じ。世界を救う曲を追求するあまり、前衛音楽家になってるの面白い。そんな子供のままな父親を尊敬し影響を受けた娘達が前作を踏襲した時空旅行と地獄巡りの果てに、、、なクライマックスはちょっとグッときた。エンドロールでweezerの新曲が使われていた。

新宿ピカデリーで『ワンダーウーマン1984』鑑賞。
冒頭のショッピングモールのアクションシーンから意識的に80年代映画の物語作りを現在の技術て再現している感じがした。ストーリーが大味で荒唐無稽なところも含めて。評価は分かれるんだろうけど、個人的には好き。本編でも言及されていたが、「ヒーロー映画」×「猿の手」な話。
個人的にヒーローよりもヴィランに感情移入するタイプなので、今回の悪役二人はとても良かった。
ガリ勉で地味な冴えない女性が「猿の手」の力で、心優しい性格を引き換えにワンダーウーマンと同様の力を持つ。説得するダイアナに対して「it's my turn!」と啖呵を切るシーンがとてもいい。ちょっと『バットマン・リターンズ』のキャットウーマンを想起させる。最後の豹変化はいらなかった気もするが。
もう一人の悪役、マックス・ロードもいい(名前も如何にも80年代悪役ぽくて好き)。こちらはジーン・ハックマンレックス・ルーサーをイメージさせる感じだが、完全な悪人ではなく、善き人であろうとした男が悪の道に転落していく様、クライマックスで彼の出自から悪に染まり行く人生がフラッシュバックされるくだりが良い。
物語の推進力として必要なんだろうけど、ダイアナとトレバーのイチャつきシーンは怠かった。花火のシーンでちょっとウトウトしてしまった。

12/20
吉野さんの弾き語りライブを観に行く予定だったが中止。
仕方ない。生きていればまた会える。

テアトル新宿にて大九明子監督作『私をくいとめて』鑑賞。
これはとても好きです。みつ子さんがとても愛おしい。
長く一人でいることの気楽さと寂しさに慣れた人だからこその、恋人ができることへの幸福、幸せキラキラな喜びと裏腹にある不安、面倒くささがとても伝わる。独身時代に観てたらグサグサ刺さっていたかも。
のんaka能年玲奈、たぶん演技を見るのは『あまちゃん』以来だが(声の演技は見た)、とてもチャーミングで魅力的。林遣都の丁度良いイケメン未満感漂う無骨男演技も良い。
岡野陽一に吉住とものすごくキャスティングが人力舎よりだと思ったら、大九監督は元人力舎所属の芸人さんだそうで。そら、笑いの取り方とかツッコミ的台詞のタイミングとかがうまいハズだわ。
両者とも脇役とはいえ、しっかりとした役どころで、岡野は前半のコメディリリーフとなるコロッケ屋の店主。吉住は本人役でネタを披露している(代表ネタの「たっちゃん」を披露。これも妄想こじらせ女子のネタである)。そして、この後の展開が、みつ子の怒りのトリガーとなる。このシーンがヒリヒリと痛くて怖くてとても印象的。のん の怒り演技がとても良い。

ライブ代が浮いた?ので、ランチは少し贅沢に新宿中村屋で、カレー&麻婆豆腐のセットという馬鹿っぽい食事をする。
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カレーが美味しいのは有名だが、麻婆豆腐もとても美味かった。専門店出してくれないかしら。