yosak's diary

忘備録と備忘録

11月日記(8日、9日)

11/8

TOHOシネマズ新宿にて沖田修一監督作品『おらおらでひとりいぐも』

とても面白い。老い、孤独と寄り添い生きる女性の脳内宇宙。何故か『かいじゅうたちのいるところ』を思い出した。

田中裕子がすごく魅力的。イマジナリーフレンド的な3人(クドカン濱田岳青木崇高)と田中裕子の脳内の声(蒼井優)との掛け合いが軽妙でよい。

亡き夫への想いを熱唱する脳内歌謡ショーのくだり、2曲続けて歌う面白さ。

この日は結婚記念日だったので、そのお祝いにGOTOトラベルを利用して厚木へ小旅行。もうちょっと遠出したかったけど、このご時世仕方ない。

泊まった旅館のお部屋が「葉隠」という名前で、ずっと「葉隠理論に基づき~」と歌ってた。温泉は熱くなくゆっくりと浸かれる。普段シャワーばかさりなので、身体が温まりとてもいい。

晩御飯は創作料理のフルコース。

「熟成させた甘鯛の刺身とラフランス」「ディルとカシスパウダーがかかった岩魚のタルタル」「根セロリとフィンネルのロティ」などなど、今まで食べたことのない独創的な料理が続く中、メインディッシュが「七沢名物猪鍋」という、如何にも旅の宿っぽいど定番なメニューで、このちょっとチグハグな構成に「自身のこだわりとお客様のニーズのあいだで料理長の深い葛藤があったのではなかろうか?」と想像してしまった(どれも美味しかった)


11/9

朝の露天風呂は貸切。ちょっと肌寒かったが気持ちいい。風呂から上がってラウンジでぼんやり外を眺めてたら、猫が日向ぼっこをしていた。

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朝食もとても豪華。煮卵と鮭がとても美味しかった。

部屋でだらだらして、昼前にチェックアウト。せっかく七沢まで来たので、久しぶりに「ZUND-BAR」で昼食。柚子塩らーめん。

とても美味しかったが、AFURIが幅広く店舗展開している今ではプレミアム感は薄くなった印象。

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都内に戻って、TOHOシネマズ新宿にて『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』(私のiPhoneでは「きめつのやいば」はまだ一発変換できない

。たぶんアップデートすれば対応するんだろうけど)

少し前にテレビ版を一気見したのだが、普段テレビアニメを見慣れてないので、最初は説明台詞の多さにゲンナリし、「これはとてもじゃないが見てられない」と思ったが、不思議なもので、慣れてしまうと気にならなくなる。劇場版もテレビ版と同様の面白さ。アクションシーンが小気味良くていい。

夢を操る敵は、どうしても『ジョジョの奇妙な冒険』の「死神13」を思い出す。パクリ云々ではなく、所謂バトル漫画であれだけ多彩な表現を産み出したジョジョは偉大だなあ。

晩御飯はGOTOトラベルの使用で付与されるクーポンを利用して、妻が一度行ってみたかったという「新宿  うな鐡」で。お上りさん感丸出し。そりゃまあ美味しい。


総じて良い結婚記念日になったと思う。